骨盤ベルトWing×Walkerの4つのポイント

1) 骨盤を支えて立ち上がり時や歩行時のふらつきを改善
2) 骨盤姿勢矯正しながら引き締め効果でヒップアップ感
3) 支える筋肉の動きを助けて動かす筋肉の負担を軽減するので後ろから押されるような歩きやすさ
4) セントラルジョイントゴムによるニュートラルバランス

 

衣類付き骨盤矯正ベルトPelvic correction belt

腰痛は、7割の人が経験する病気です。特に労働する方にとって労働災害の85%が腰痛と言われる程、腰痛は社会的問題の一つになっています。
現代の日本人は、楽な姿勢を好むため、ソファーや椅子に座ったり寝転んだりすることが多くなって腰を前側で支える筋肉が落ち易くなっております。さらに脚を組んだりすることで組んだ脚の内側の筋肉が緩んで股関節の外側が引っ張られて脚が短くなり、体を支える骨盤が歪むことが主な腰痛の原因とも考えられています。

 

Wing×Walker衣類付き骨盤ベルトは、このような偏った生活習慣での体を支える筋肉(インナーマッスル)の筋力低下している方への姿勢保護や不良姿勢で働く方の骨盤矯正をサポートするために開発されました。

 

背側仙骨部でのステーを利用した独自の骨盤安定化 (OPS:Original pelvic stabilization)と歩く時の対側脚の振り子作用を利用した骨盤引き締め(Pelvic tightening by contralateral pendulum)、この2つの大事な機能がインナーマッスルを補助しながらあなたの偏った腰を正常な位置に戻すお手伝いをします。

 

また、骨盤ベルトの内外引っぱり強度の強弱により、O脚用は内側に、X脚用は外側に股関節の軸を戻す股関節の軸補整(AMHJ:Axis manipulation of the hip joint)が脚の軸を正常な方向に戻します。

 


装着すると少し臀部に圧迫を感じますが、立ったり座ったりする起居動作がスムーズになるのを実感されるはずです。数時間程度履かれると骨盤の位置を戻す作用が期待できるので、ご負担のかかる姿勢の時の補助ベルトとしてお使いいただけます。歩いてみると後部の羽状のステーがあなたをそっと押していてくれる軽快感。是非実感してみてください。これがあなたのWing×Walkerです。

 

 

使用上の注意

 

Wing×walkerの選び方

脚の傾きの違いによって男性用(0脚)、女性用(X脚用)の2種類があります。立った時に膝頭が内側になる方はX脚用、外側になる方は0脚用をお選び下さい。(基本的に女性はX脚用、男性はO脚用です)
サイズは、S・M・L・LL・3L・4L・5Lの7種類用意しております。
腰骨のすぐ上の位置を目安に胴囲を計測して下さい。
(※クラシックアクティブタイプのみサイズは、M・L・LLの3種類になります。)

 

開発者から
(ペインクリニック専門医、労働衛生コンサルタント、スポーツ医:佐藤欣也Dr)

腰痛構造解析におよそ15年、試作品開発から5年を要しました。従来の骨盤矯正ベルトと違い、上半身30〜40kg重の体を支える筋肉をサポートするため、衣類にベルトや骨盤を安定化するためのステーを取り入れた斬新な構造になっています。そのため、座った時思わず両手で上半身を支えるような姿勢の方や不良姿勢で介護する方の不足した腰の支持力をWing×Walkerがサポートします。

 

その他例をあげれば、普段片脚を組んでいる癖があって立つ時にふらつきがある骨盤のずれがある方には、一日数時間のWing×Walker着用で生活されるだけで骨盤矯正が期待できます。

 

もちろん姿勢矯正やヨガ教室などで姿勢に気を使われている方にもおすすめです。月に数回もマッサージを受ける方、腰痛でドクターショッピングを重ねておられる方も一度試してみてください。その実感は履いた人にしか解らない今までにない衣類付き骨盤矯正ベルト、それがWing×Walkerです。

 

なお靭帯や関節の硬結がある方ではこのベルトだけでの効果を期待することは難しく、高周波熱凝固法による焼灼治療など医療行為が必要になります

   

どうしてウィングバイウォーカーの形状は、このような複雑な形に作られたのか?

全体的には、関節の安定性の確保のため、靭帯系、骨性、筋膜系のネットワークを円滑にできるよう、ぴったりフィットしたスパッツに筋肉の代わりに見立てたベルトを効果的に配置することで、固定性と運動性を両立できるよう科学したものです。
体にフィットする限界の8cm幅のゴムで目的とする方向性の維持筋力とゴムの持つバネのような固定性を、さらに着ているだけで筋トレ効果のあるスパンデックス繊維を混合限界の39%も入れ込んだスパッツに伝搬することで、まるで人工筋肉のような作用効果が出るように設計されています。 

1)後面のステーとその固定用ベルトの形状の訳

仙骨の前傾:体重負荷された時、両脇の腸骨に沈み込むことで安定化する。この時前傾を強めるのが、背部の脊柱起立筋の収縮であるが、それに対抗するのが骨間靭帯や仙結節靭帯、仙棘靭帯、大臀筋やハムストリングである。腸骨側には体を起こしていようとするカウンターニューテーションが起きる。

 

⇒加齢や運動不足による筋減弱でこれらの筋が弱るのをサポートするため、仙骨に似たステーを靭帯に似たベルトで引っ張って仙骨の前傾(ニューテーション)に対抗できるようにした。また腸骨を引き締めることでカウンターニューテーションが起きやすくした。

 

このことにより、ハムストリングが固くなって膝を曲げなければ立っていられない人も膝が入っても立てるようになり、歩き始めのハムストリングの弛緩→緊張がスムースになる(この状態になるのにベルト装着後1時間程要する)。

 
 

2)前方のベルトは、なぜ下向き気味に固定するのか?

仙腸関節の安定性:腹横筋は、腸骨に付着し左右の腸骨稜を正中部に引っ張ることで恥骨結合部の圧力も高める。

 

⇒前方に回り込んだベルトで腹横筋や腹斜筋のサポートするため

 
 

3)内股側から股下を通って反対側の大臀筋を包み込みながら股関節の関節包を包み腹側側の臍方向に向かう最重要ベルト(O脚②X脚④)の意義は?

従来、一側の広背筋と反対の大臀筋は胸腰筋膜を介して同時に作用する。この役割は、腰椎と仙腸関節部を介して上肢?下肢間での荷重伝達を行なうことである。更に脊柱起立筋と多裂筋の収縮による筋の膨隆によって胸腰筋膜が緊張するが、1)で仙骨が前傾したままだと多裂筋が消退して骨盤の不安定性が高まる。

 

⇒股関節包の負荷が大きくなるとそれ以上の力は仙腸関節と腰椎へ伝達されるため、関節包を補強し、先の大臀筋と反対側の広背筋の連携を補強できるよう後方のステー上のベルトは最重要ベルトにほぼ直角について反対側の背側の緊張を補強しながら、大臀筋も緊張することで上記荷重連携を補強できるようにしている。更に仙骨の前傾が改善してくると多裂筋が使える状況になるため、リハビリとしても役に立つ。

 
 

4)これらのベルトで仙骨前傾や腰椎前弯が改善するとどうなるか?

⇒腰仙移行椎での安定性も改善する(腰部多裂筋、腰部最長筋、腰部肋筋の良姿位での過緊張改善で再生)

 
 

5)後ろの背当てが膨らんでいるのは?

本来腰部多裂筋等の筋肉が膨隆して筋膜に張力を持たせることで背中を支えていますが、腰部多裂筋等が減弱して腰椎4、5番に弛みが発生しています。その代わりに背中に詰め物することで緊張しやすくなるよう工夫しています。椅子にすわった時の背当てのような感覚を持たせるようにもしている関係で腰椎4番まで上に上げております。

 
 

6)臀部中央のゴムベルトは何故あるのか?(アクティブタイプのみ)

アクティブタイプでは、セントラルジョイントゴムによる左右のベルトの力を真ん中で力を入れることのできるように設計しました。これは肛門が締まった状態で歩いている感覚と同じで、約3cm巾を軸にして左右に振ることで人間は歩行します。これを模倣したセントラルジョイントゴムによるニュートラルバランスで骨盤底筋など弛み始めた人でも効果的に使えます。
通常、片側の大臀筋と反対側の背部の広背筋が一緒に協調して緊張することで歩行のきっかけができるため、ステー上の斜めから入り込むベルトの力を大臀筋引き締める下側のベルトが協調することで歩行のきっかけが出来やすいようアシストする機能が左右に付けられています。しかしそれぞれの歩行時の左大臀筋-右広背筋 ⇒ 右大臀筋-左広背筋の連動する時、歩幅に合わせて腰が入る歩き方になるため、3cm程の肛門の大きさと同じ位の幅を軸にして股関節が動いていることが肝要です。

 

ちょうど歩いている時、肛門が締まっている場合とそうで無い場合の違いがあるのと同じような感じです。

 

いわゆるうんこ座りした場合も肛門が開いて股関節を拡げることで深く坐ることができますが、今までのスタンダードタイプではそれを制限することで仙骨を防御していたためできませんでした。

 

今回の改良点でほぼどんな骨盤運動もアシストできるようになり、よりパワフルにアシストできるため、一般的な人の骨盤矯正や体幹トレーニング用に期待できます。X脚用はすでに内股側に交叉してベルトがついているので、セントラルジョイントゴムは10mm幅で3cmの長方形の構造物ですが、0脚用のセントラルジョイントゴムは10mm幅で3cmの長方形の構造物に②ベルトがめくれないようセントラルジョイントゴムの中心から左右の股下の②ベルトに10mm幅の補助ベルトが付いている構造になっています。これは、男性と女性とで歩き方が違うことによります。

X脚用は、ほとんど女性用ですが、女性の場合は、腰を左右に振るような歩き方になりますので脚に前側に引っ張られた肛門側は、反対側よりより前に進むことになります。その時に左右を繋ぎながら、3cmのバーがフレキシブルに肛門の近くで常にニュートラルな反撥力をもっていることで脚を体に引き寄せる効果があるので歩き易くなる構造になっています。

 

一方、0脚用は、ほとんど男性用なので骨盤が歩いている時も同じ位置で固定されながら脚だけ前に行く構造になっています。ですので片側が前に出た時にX脚用と同じように体に引き寄せ効果を強くするためにセントラルジョイントゴムの中心から左右の股下の②ベルトに10mm幅の補助ベルトが付いている構造になっているのです。

 
 

WingxWalkerの選択基準

選択基準 選択基準

WingxWalker Activeタイプ

腰をちゃんと使うとは、腰を振るのではなく、腰を回転させて歩くということです。

猫背の人がきれいに歩けるようになるためのコツを一言で言えば、腰を寝かせず、倒さず、背骨から続くラインを保ったままで、ほんの気持ち程度に腰を回転させます。腰が回転することで前足と後足の両方の動きがスムーズに、そして大きくなります。腰痛が歩幅の小ささで起きている場合、腸腰筋をより活動的にサポートする後方のニュートラルジョイントゴムベルトで腰を使うことによって歩幅が広がり、前後左右に対するバランスが安定する様に更に改良を加えたのがWxWactive(ウイングバイウォーカー・アクティブ)です。

ほとんど仕様は変わりありませんが、ちょうど肛門に近い場所にある後方のジョイントゴムによる左右の開きに対するバランサー(NBJR:Neutral balance by the joint rubber)によって臀部を固定だけでなく、様々な動きに対応できる正中線上のゴムによる安定化作用でスタンダードタイプより柔軟な姿勢が可能になりました。

  activeタイプ  

WingxWalker Classic Activeタイプ

WingxWalker standardタイプは基本的に後ろ側の仙骨周囲が痛む不安定性が強い患者様用や産後の骨盤安定化をもたらすものですが、反対に前の腸腰筋が拘縮してきて歩幅が小さくなっている方や予防のために必要なものは歩行などの活動性を増やすことも必要です。
そのもう一つ歩行に必要な要素は、腰が入った歩き方になることです。

 

■WingxWalkerの装着時間について
WingxWalkerにより腸腰筋が鍛えられるため、一時的に腰が重くなってくる感じや股関節・背中の肩甲骨周辺が痛くなることがあります。 使い始めの約1週間は、装着時間を2時間程度から始めていただき、少しずつご自分のペースで装着時間を長くしていってください。